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衛生管理とレジオネラ属菌対策

お湯をご提供している施設のみなさま。レジオネラ対策は万全でしょうか?

 

レジオネラ属菌とは?

土壌や河川等、自然界に広く生息している細菌で、アメーバ等の原生動物に寄生し増殖します。レジオネラ属菌を含んだエアロゾル等を呼吸器に吸い込むことによりレジオネラ症に感染します。

レジオネラ症には2つの症状があり、一般的に軽症で数日で治るポンティアック熱と、急激に重症になり死亡することもあるレジオネラ肺炎があります。

 

えっ、こんなにも?レジオネラ症届出件数の実態

 

レジオネラ症届出件数は、年々増加の一途をたどり、2013年に1000件を超え、2018年にはついに2000件を越えました。これは1日あたりにすると6件以上です。

このような実態を受けて、行政による指導も強化されています。検査は浴槽水だけではなく、カランやシャワーなどの浴室設備全般にまで広がっています。

 

 

 

「適切な管理ルール」と「教育」が重要

もし、レジオネラ症が発生すると、設備を使用することができなくなり、営業停止処分を受けることもあります。人命に関わるだけではなく、集客や営業面での打撃も伴います。また、被害と管理状況によっては業務上過失致死傷などの刑事責任に問われる場合もあります。

常に各地域自治体などの条例確認や測定技術・対策技術の習得が欠かせません。そして、行政機関や民間団体などが発行する「手引き」や「マニュアル」をもとに、自施設に適した一定の管理基準を定め、それらを確実に運用することが大切です。また、薬湯やバイブラバスなど浴槽の種類によっては、より最適な基準を設定することが望ましいケースもあります。

ヘルスビューティーでは、長年にわたるレジオネラ対策のノウハウを活用し、実例を分かりやすく盛り込んだ資料とレクチャーにより従業員の皆様の研修のお手伝いをさせていただきます。お気軽にご相談・お問合せください。

 

見落としがちな衛生管理の盲点

レジオネラ症対策の第一歩

 

★浴槽ごとに1~3時間に1回、遊離残留塩素を測定し記録しましょう

遊離残留塩素は、浴場の衛生管理レベルを評価するためのとても重要な指標です。正しい測定がされなかった場合、その後の管理内容をミスリードする可能性もあります。

 

★DPD法*の場合、添加後5秒以内に比色数値を読み取りましょう

もし、結合塩素が存在する場合、DPD試薬添加後、時間の経過と共にピンク色が濃くなっていきます(図①参照)。すると、実際よりも高い遊離残留塩素が存在すると誤認してしまい、基準以下のレベルであったとしても「良好」と誤判断してしまうことになります。

*DPD法とは?⇒残留塩素が「ジエチル-p-フェニレンジアミン(DPD)」と反応して生じる”桃~桃赤色”を標準比色液と比較して残留塩素を測定する方法

Q:着色している浴槽水を比較する場合はどうするの?

A:2本の試験管を用いることで比色がわかりやすくなります

 

★電極式残塩計は、毎朝必ず電極の校正を実施しましょう

使用水に含まれるイオン成分やpH、電極表面状態等により、測定値に誤差が出ることがあります。毎朝、DPD法等による測定値に合わせて校正を行ってください。また、インラインに設置して濃度制御を行っている場合は、流量によっても誤差が出ます。適正流量にセットして、その校正も毎朝行うことをお勧めします。

 

★菌検査のための採水は、換水直前がよいでしょう

レジオネラ属菌検査の目的は、ありのままの衛生状態を把握することです。そのためには、水質的に一番悪い条件の時(換水直前)に採水をして検査をするのが望ましいです。仮に配管ろ過機内にレジオネラ属菌が潜んでいたとしても、遊離残留塩素が2mg/L以上検出される湯の中では通常死滅してしまいます。これでは、レジオネラ症感染リスクを見逃すことにもなりかねません。ありのままの状態を知り、適切な管理に繋げるための検査であるのです。

 

塩素殺菌のツボを大公開

環境や、泉質に沿った管理をしましょう

 

★入浴剤使用時の場合

塩素剤は、遊離残留塩素濃度が常に高い状態(特に1mg/L以上)になると、入浴剤の脱色が進み、刺激臭が発生しやすくなります。また、一時的に高く(1mg/L以上)なっても、その時点でより退色が起こります。

公衆浴場における衛生等管理要領では、遊離残留塩素濃度を通常0.2~0.4mg/L程度を保ち、最大1mg/Lを超えないように努める旨明記されています。入浴剤使用時は、特に0.2mg~0.5mg/Lに維持することが望ましいです。

また、結合塩素の一種であるモノクロラミン消毒は、入浴剤の色を退色させることなく浴槽水の消毒管理ができ、さらに、塩素消費の激しい生薬薬湯においても確実な消毒管理が実現できることを弊社で見い出しました。その成果は、日本防菌防黴学会第44回年次大会(20179)や第46回建築物環境衛生管理全国大会(20191)において発表しました。

モノクロラミン消毒の詳細や導入については、弊社までお問い合わせください。

 

★露天風呂の場合

次亜塩素酸ソーダは日光(紫外線)により分解されやすい性質を持っています。その分露天風呂では、遊離残留塩素濃度が不足しやすくなり、殺菌効果が低下し藻が生えやすくレジオネラ属菌の発生リスクも高まります。

【対策の一例】

イソシアヌル酸系塩素剤は、紫外線に対して安定的な性質を持っています(図③参照)。藻が繁殖することを抑え、安定した濃度管理が可能となります。藻防止剤との併用により、さらに衛生的で見た目も清潔な露天風呂管理が可能です。

 

 

★気泡浴の場合

次亜塩素酸ソーダ使用時、バイブラバスやジェットバス、ジャクジーバスなどの気泡浴では、浴槽中の塩素が空気中に揮散しやすくなります。そのため適切な遊離残留塩素濃度を維持するために、塩素の注入量を増やす必要があり、入浴するお客様に塩素刺激臭を強く感じさせることになります。

【対策の一例】

浴槽中で安定であり、塩素臭の出にくいイソシアヌル酸系塩素を用いるか、ブロム系の水質管理剤で臭いを低減することができます。

 

 

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塩素が効きにくい湯の攻略ポイント

 

★アルカリ泉の場合

塩素の殺菌効果は、塩素剤が湯に溶けた時にできる次亜塩素酸の力によりますが、その効果はpHが中性付近で最大となります。しかし、pHがアルカリになると次亜塩素酸のできる量が減るため、殺菌効果が弱くなります。(図④参照)

【対策の一例】

pH8までならイソシアヌル酸系塩素を用い、残留塩素濃度0.4~0.7mg/Lで管理することにより、殺菌効果を維持することが可能です。アルカリ性が強い場合は、臭素系薬剤(以後、ブロム剤)の使用が有効です。ブロム剤は、湯に溶けた時にできる次亜臭素酸が殺菌効果を示します。次亜臭素酸ができる量は、pHがアルカリになってもそれほど減らないため、殺菌効果が維持されます。入浴剤使用によりpHが変化する場合も、上記にしたがって薬剤を選択します。

 

 

 

★有機物泉の場合

黒湯やモール泉のように有機物が多く含まれる湯では、塩素剤を注入(投入)しても、中々残留塩素が検出されないことがあります。これは、有機物により塩素が消費されるためです。

【対策の一例】

湯に含まれる有機物の量がそれほど高くない時は、有効塩素濃度の高いイソシアヌル酸系塩素剤の方が、必要な残留塩素濃度を維持しやすい場合があります。有機物の量が多い時は、有機物との反応性が低いモノクロラミン消毒が有効です。

 

★アンモニアを含む泉質の場合

アンモニアを含む湯に塩素剤を注入(投入)すると結合塩素(ジクロラミン)ができ、刺激臭が発生します。また、この結合塩素は殺菌効果が弱いため、細菌汚染リスクが高まります。元々の水質(泉質)のアンモニア濃度が高い時、又は、入浴者が持ち込む汗や尿によりアンモニア濃度が高くなる場合が要注意です。

【対策の一例】

モノクロラミン消毒の使用が有効です。モノクロラミンはジクロラミンと異なり臭い(刺激臭)はなく、殺菌効果を発揮します。入浴者が持ち込む汗や尿由来によりアンモニア濃度が上昇する場合は、適切な量の補給水を加えることや、換水頻度を上げることが効果的です。この場合は、通常の塩素剤でも十分に管理ができます。

 

★最新の殺菌情報 モノクロラミン

モノクロラミン消毒は、国の厚生労働科学研究でも、アルカリ泉、有機物泉、アンモニア泉全ての泉質に対する有効性が証明され、厚生労働省の「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」の改正通知(2015/3/31)でその使用が明記されています。

モノクロラミン消毒の詳細や導入については、弊社までお問い合わせください。

 

見落としがちな設備の管理ポイント

 

★連通管(図⑤参照)

1台のろ過機で複数の浴槽を循環させる場合、浴槽間の水位を一定に保つために浴槽間を繋ぐ配管のことを連通管と呼びます。

連通管内は、浴槽水が循環している訳ではないため、管内で浴槽水が淀みやすい状態になっています。

そのため、バイオフィルムができやすく、レジオネラ属菌の温床となることがあります。

 

 

 

 

 

★シャワー配管

近年、東京都文京保健所より、公衆浴場のシャワー配管からのレジオネラ属菌検出事例の報告がありました。公衆浴場(銭湯)でみられる調整箱が原因です。

 

 

 

各施設、浴槽毎に設備構造を精査し、危険箇所を把握した上で、管理マニュアルに盛り込み、定期清掃・洗浄を含めて適切な管理を行いましょう。

 

 

 

 

 

 

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